50代からの起業、本当のスタートはここから

起業を考え始めるとさまざまな不安が襲ってきます。

「本当に大丈夫なのか」「絶対、大丈夫と言えるだろうか」「もしも倒産したら」「担保に入れた土地や家はどうなるのだろう」「家族を路頭に迷わせることなることになるのではないか」「世間に笑われるのじゃないか」「退職することで今の会社に迷惑をかけないだろうか」実にさまざまな不安が頭をよぎり始めることと思います。

けれど、自身の中では「やれると思う」「自分を信じてやってみたい」「このままで終わりたくない」「必ず成功できる」と言う想いも強くあると思います。

しかし、自分だけの判断で決めて良いのだろうか?家族への説得はどうしたらいいのだろうか?家族の協力は得られるのだろうか?退職に会社は理解を示すだろうか?

いろんな立場で責任ある50代の方が起業に際し悩み、迷うことだと思いますし決して間違っていることだとは思いません。

むしろその悩み迷いは、当たり前のことだと思います。起業後の勝算100%なんて有り得ないのですから。

ここで立ち止まる方が95%、それでも突き進む方が5%と言われています。

つまりここから突き抜けていく方は極めて少ないのでが現実です。

私も永く、迷いの迷宮の中にいました。

そこで友人や知人に相談してみました。

帰ってくる言葉は「今のご時世では厳しいよ」「気持ちは分かるけど無理だよ」「失敗したらどうするの」「定年まであと少しなんだから」「定年まで粘ろうよ」「何が不満なの」など、統計するとほぼ100%「止めた方がいい」と言う結果でした。

もちろん気遣ってくれた意見だと思います。

考えると結局のところ、立ち止まるか、突き進むかは自分次第と言うことになるです。つまり最後は自分の意思と覚悟で決めることだと思います。

そこで突き進むを決めたなら、説明して説得して、理解してもらって納得してもらって、ぜひ応援しますと言ってくれる味方をつけて。

ここからが本当の起業に向けてのスタートだと思います。

起業の準備と言うと、資金や書類や手続きや、計画作成などと言われますが、それは事務的準備の話しです。

本当の起業準備は、自身を取り巻く方々に説明や説得を繰り返して、理解してもらって、納得してもらって、応援します、協力しますと言ってくれる味方作りからだと思っています。

たくさんの味方をつけてのスタートは、きっと心強いものだと思います。