50代からの起業のメリットに人脈を持っている点があります。
しかしながらこの人脈、何処まであてにできるのでしょうか。
まさか前職時代に築いた人脈によって、起業後は順風満帆に推移する。なんてお考えの方はいないでしょうが、確かに人脈のない方に比べ有利であることは事実です。
けれどこの人脈によって、順調に進むなんて事はありません。
過度の依存は危険です。
あくまで人脈のない人に比べて有利だと言う程度です。
そこまでのサポートは望めないと言うことです。それくらいの感覚でいることがちょうどいいくらいです。
では、人脈の活かし方は。
もちろん、ここぞという時の直接的な強力な味方になることは間違いありませんが、問題はこの人脈を活かして自分の会社に必要な新たな人脈をいかに作るかです。
本当に大切な人と繋がることです。
よく人脈作りのために異業種交流会に参加する、なんて話を聞きます。また積極的に異業種交流会に参加したほうが良いとアドバイスする方もいます。
しかしこの異業種交流会は意味がないと思っています。
異業種交流会で知り合う社長が人脈となるのでしょうか。
単に知り合いの社長の数が増えることになんの意味があるのでしょうか。
顔が広いなんて言われても意味がありません。
もちろんそれをきっかけに良いビジネスパートナーと知り合うことはゼロとは言いませんが、限りなくゼロに近いと思います。
そこに費やす時間と労力に見合う成果はありません。
すでに信頼のおける人脈をお持ちなら、そこから紹介いただく方としっかり繋がって行く。
自分のビジネスを通じて知り合って行くお一人お一人と、しっかり繋がって行く。
このことが大切です。今後しっかり繋がって行ける方を適切に紹介してくれるのが人脈だと思います。
自分のビジネスに本当に大切な方々としっかり繋がる。
そのための努力はやがて大きな実を結ぶことになります。